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長いけど今回は一気に決勝戦の迫力レポ!!
第4回(全6回)
第1回:第2回:第3回
2001年 1月4、5、6日 駒沢体育館
レポート>>学習院F.S.C.白衣軍 代表 岡本教孝
すべてトーナメントは終了し残るは決勝戦だ。決勝は2面から1面に替わり30分かけてスタッフがラインを張り替えていた。そこに須田さんも一緒に手伝っていたし、榮委員長も現場で指示を出しスムーズに張替えは進んでいった。
まさにこれだけの施設で1面を使ってでき、みんなの注目を一つに浴び、決勝にこれたものだけが味わえる試合だ。決勝戦の見所は組織力あるガンバがいかにサンフレッチェの平繁君を押さえ我慢できるかだ。開始十五分前にサンフレッチェが先にピッチ入場、ガンバは外で入念にミーティングで、5分あとで登場。
テレビカメラ2台カメラマン5人スタンバイ、そして審判、選手入場そこで決勝戦ということもあり高円宮憲仁親王殿下がお見えになり、榮団長が紹介し選手一人一人を激励していた。あとサッカー協会副会長の小倉純二氏とハウス食品取締役マーケティング室長さんが見にこられていた。そうこうし13:55キックオフされた。
ガンバのスタメン原、近藤、安本、角島、堀之内。
サンフレッチェのスタメン平繁、酒井、横竹、高橋、松本でスタート。
ガンバは監督曽根さん、コーチが稲垣さん、サンフレッチェは藤井監督一人。ガンバは円陣組まず、サンフレッチェは円陣組み気合いをいれてガンバボールでキックオフ。ガンバ10番原君キックオフゴールを狙うがそれる。
それに続き11番安本君も果敢に左足でゴールを襲う。お返しにサンフレッチェキーパーのロングスローから平繁君が振り向きざまにシュートでゴール!開始14秒で先制、これでガンバはかなりびびった。
このシュートでサンフレッチェはペースをつかみ平繁君は決勝の舞台というのに堂々と自信に満ち溢れプレーに徹している。そしてこの試合の鍵を握っているのはこの平半君ではなかった。両キーパーが明暗を分けた。サンフレッチェのキーパーは小柄でスローもあまり飛ばないのに対して、ガンバのキーパーは大柄でスローも距離もでるしピンポイントでPIVOに合わせてくるのだ。
サンフレッチェはキープ力のある酒井君がボールを支配、ガンバもスキあらば安本君がカットし大柄の原君に出しシュートもおしくも入らず。ガンバはPIVOに大柄な原君を置いてここにボールを集め攻撃。時に近藤君が果敢にシュートを狙っていく。
サンフレッチェは同じくPIVO平繁君にボールを集め2人がかりももろともせずひたすら平繁君に当てキープしゴールを目指していく。守備でもサンフレッチェはガンバの原君に横竹君をつけ封じ込めていた。他の選手もドリブラーの酒井君、キープ力抜群の高橋君と抜け目無く個々の技術は高くボール支配率も7:3、8:2とサンフレッチェが握っていた。
3分すぎ酒井君のセンターラインからのシュート、平繁君がボールを持てば3人がかりでガンバはプレスをかけていった。ガンバは小柄な選手が多く足元でキープするにはリーチも短くなかなかマイボールにはできない。
4分またも平繁君の左足がうなるがゴールならず。サンフレッチェは徹底的にキーパーからロングスローで平繁君にあつめる作戦。4分半すぎサンフレッチェ高橋君を代え11番瀧本君投入直後の5分、ガンバ相手ペナルティー付近で安本君―上野君―春藤君とパス回しでシュート!ゴール!!ガンバ追いつくがすかさず平繁君がトゥーキックでシュートを再び突き放す!!これでサンフレッチェ2対1でリード。
ここでガンバタイムアウト。曽根監督は檄を飛ばす。直後キックオフゴールをまたもや狙うが入らない。ここでガンバタイムアウトで作戦を変更したらしくゾーンで引きボールを取りにいかない。
サンフレッチェは後ろ酒井君と横竹君でパス交換を続けるだけでガンバは仕掛けに行かない。平繁君にガンバはPIVOの原君をマンツーマンでついてもう一人平繁君のマークにつけ2人でマークをとってきた。サンフレッチェは酒井君と横竹君がインサイドパス交換するだけで平繁君が密着マークにあってるので攻め手がない。
会場からはブーイングも起きガンバは前線に安本君を置きパスミスを伺ってるだけで両者いっこうに攻めないサンフレッチェがたまらず平繁君に当てるが3人マークがいきつぶされる。ガンバは徹底的に守りカウンターで前半を乗り切る作戦だ。マイボールのコーナーキックも決していかない。
ここでハーフタイム、ガンバは作戦通りに乗りきり、サンフレッチェは勝ってはいるがいらだちがみえる。ハーフタイムの指示は両監督とも選手を座らし目線をさげ、怒鳴りちらすのではなく的確に指示を与えていたようにみえた。ここはJのしっかりしたコーチだと感心した。
ガンバはさらっと終わらせたのに対しサンフレッチェ藤井監督は一人ということもあっていそがしく紙にかいて説明し時間ぎりぎり使って平繁君を主に指示を与えていた。前半とは逆にガンバは円陣をくみサンフレッチェは円陣はしなかった。
後半の流れはこの始ま方を物語っていた。後半サンフレッチェは高橋君にかえて瀧本君をスタメンに使ってきて、それ以外は両チーム前半と同じ。開始20秒前半のうっぷんをはらすべく平繁君が一人かわしロングシュートも左ポストをかすめる。後半もガンバは平繁君に原君をつけ10番同士の対決になった。ガンバはよほど怖いのだろう完璧に平繁君ひとりを封じ込めに行きキーパーからのボールも前の2人が中をしぼりロングスローもカットしにでた。
サンフレッチェのキーパー松本君は小柄であまりスローが飛ばないので余計に平繁君にはボールが集まらなくなった。サンフレッチェも13番の横竹君がガンバの原君とポジションチェンジした。PIVOの安本君にぴったりつき押さえ込む。ガンバは近藤君のドリブルやこぼれ球を後ろから原君がシュートねらったり徐々にガンバペースに。
平繁君はボールがこないせいか、いらだち時折後ろに下がってボールに触りに行く場面も出てきてリズムが崩れてきた。この時もっと平繁君はスペースにボールをもらう動きをしていけばチャンスはあったと思うが、ただ原君を背負って待っていてはガンバの思うつぼだ。この狭いスペースのなかでいかにスペースを作りボールをもらうかはフットサルの永遠のテーマ。
だが小学生にはまだ難しいところだその点ヴェルディはエイトなど戦術でくずしスペースをうまく作っていたと思う。ガンバの作戦にサンフレッチェははまりだし自陣からガンバはキックインで原君が直接バーにあて相手をびびらせ、これをきっかけにガンバはキーパー堀之内君からのロングスローから安本君が頭ですかして同点ゴール。ここでキーパーの差が運命を左右した。続いてもキーパーからのスローから安本君が胸トラップしポストプレーで落としたところ角島君が右足で逆転ゴール!!ガンバは見事曽根采配が当たりリード。原君を平繁君につけ我慢して守りキーパークリアランスからロングスローで安本君にあわせる作戦がきいた。
注目すべきはやはり原君が平繁君になにも仕事をさせなかったことだろう。完璧といっていいほど抑えていた。これを前半の平繁君をみて切り替えて指示をだした曽根監督につきた。サンフレッチェは完全に押さえ込まれ平繁君以外の攻めは打てずキーパーも平繁君までとどかないため身動きできず、原君が上がったあと逆襲でフリーで平繁君がシュートを打つがポストに嫌われ生かせない。
ここでガンバは戦術の再確認のためタイムアウト、なお安本君のポストプレーもさえわたり守備でも後ろまでもどって貢献していた。全員フットサルで勝ってきたガンバでこそできることだろう。サンフレッチェ平繁君はひたすら前線で待つがフリーになったときも冷静さを失い外す。
ガンバはキーパークリアランス、キックインなでリスタートはすべて浮き球で安本君にあわせる作戦で前線でもう一人の角島君とのコンビも息が合いガンバペース。相手コーナーキックも全員守備で平繁君の右足を押さえ込む。サンフレッチェキーパーからのロングスローも原君が前にでてカットし平繁君のあせりを誘う。
残り二分半サンフレッチェはタイムアウト。ここでサンフレッチェは酒井君に代えて8番高橋君投入高橋君がベッキに下がり安本君のマークにそして横竹君を前線にあげ平繁君とダブル長身コンビで点をとりにでた。キーパーもロングスローが通用しないのでゴロで高橋君にあずけそこからまえの2人に当てる作戦にでた。
ガンバは残り2分から逃げ切りをねらいボールキープに入って時間稼ぎに残り30秒平繁君がドリブル突破をはかり原君が止めに入るがたまらず倒してしまいフリーキック。サンフレッチェ絶好のチャンス。ガンバはゴールの中に4人入り待ち伏せキッカーはもちろん平繁君だがいくら彼でも4人ゴールに入られたらシュートは難しい。そしてゆさぶりをかけパスに切り替えたが周りの者は反応しておらず無人のところへパスしてしまった。
アイデアはよかったのだが、チームの呼吸ができておらず平繁君のワンマンチームというところが最後にボロがでた。フットサルは5人が同じことを考え実行しなければチームとして機能しない。閉会式に榮委員長がセットプレーの工夫がもっと欲しかったと言っておられたが、この場面ではアイデアはよかったのだが、まわりが反応していなければ成り立たない。
そしてなおガンバはキープにはいり最後平繁君のシュートも観客席に消えていきここでタイムアップ!!
ガンバは歓喜のガッツポーズ、12月末の兄貴分のユースチームに続きジュニアもタイトルを獲得した。会場はなぜかずっとサンフレッチェコールのなか、もろともせず大阪魂をみせ監督采配もあたりチーム全員で勝ち取った優勝である。サンフレッチェは最後まで対策をうてず平繁君を封じ込まれたら何もできないことがでてしまった。
準決勝のヴェルディは攻めてきたので平繁君が自由にボールを持てたが、ガンバみたいに引かれるとなにもできなかった。曽根監督と原君はインタビュー攻めに、その横で平繁君が肩を落とし一人去っていった・・・
表彰式の準備まで20分要し、またも須田さんは最後まで手伝っていた。閉会式までスムーズに進み、こどももさっとすぐに整列し協会の運営能力はよかった。観客席には5日にクリニックをおこなった前日本代表監督のマリーニョ氏の姿もあった。このクリニックにはヴェルディの北沢選手フロンターレの我那覇選手レイソルの砂川選手が来ていた。閉会式に入り各トーナメントのなかで優秀チームを発表した以下のとおり。
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(フレンドリートーナメント優秀チーム)
南FC(秋田)都合のため欠席
富山スポーツ少年団サッカー部(岡山)
岩松スポーツ少年団サッカークラブ(愛媛)
セラミーズAFC(佐賀)
(フェニックストーナメント)
SSS札幌サッカースクール(北海道)
西園サッカースポーツ少年団(青森)
麻機サッカースポーツ少年団(静岡)
園田サッカースポーツ少年団(兵庫)
(決勝トーナメント) 第三位 ヴェルディジュニア(東京A)
宇栄原フットボールクラブ(沖縄)
第二位 サンフレッチェジュニア(広島)
第一位 ガンバ大阪ジュニア(大阪) |
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榮委員長が大会を振り返って細かいところまで総括していた。ただ形式ばったあいさつよりも子供たちは聞く耳立てるし具体的に名指しで言うことで注目するので非常によかったと思う。またこんな細かいとこまで見てたのかというような指摘もありこの方のすごさには感心した。
子供にとっては見られてることがうれしさなのであり実によかった。まず決勝トーナメントにのこった4チームそれぞれの特徴を述べこの大会の全体的なレベルアップについて細かい技術の問題も口にしていた。
大会優秀選手
近藤 悠斗(ガンバジュニア)
酒井 貴政(サンフレッチェジュニア)
平繁 龍一(サンフレッチェジュニア)
中根 良(ヴェルディジュニア)
村杉 聡史(ヴェルディジュニア)
森本 貴幸(ヴェルディジュニア)
貝志 佳輝(宇栄原FC)
中田 靖彦(宇栄原FC)
小島 俊樹(高崎SSC)
松田 朋久(ラーゴFC)
山原 裕太(山口SC)
遊佐 克美(ジェイム福島FC) |
つづく・・・
学習院フットサルクラブ 代表 岡本教孝
homepage:http://homepage2.nifty.com/hakuigun/
email:hakuigun@nifty.com
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