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第2回(全6回)
第1回:第3回:第4回
2001年 1月4、5、6日 駒沢体育館
レポート>>学習院F.S.C.白衣軍 代表 岡本教孝
次はいよいよ決勝トーナメントの準決勝でAコートでは前回覇者ヴェルディジュニアVSサンフレッチェジュニアの後になっては事実上の決勝戦となった。
一方Bコートではユースの強化には定評があるガンバ大阪ジュニアVS沖縄代表宇栄原FCで二試合同時に進行し同時に見れないのでヴェルディのフットサルはどういうことをやってくるのか見たかったのでAコートを中心に見ることにした。
ヴェルディはサポーターがすごく地元ということもあり完璧なホームでサンフレッチェはきついアウェーとなった。両チームとも今までのチームとは貫禄が違い体の大きさも一回りでかい。特にサンフレッチェのキャプテンで10番の平繁君とヴェルディの11番森本君は両者165cm以上ほこる身長で圧倒してる。
ベンチを見て見ると前回優勝に導いたヴェルディの菅沢監督あとコーチ2人いてスタッフは充実している。対するサンフレッチェは藤井監督一人で選手も9人と少ない、これがどう影響するか。
円陣もさまになっていてキックオフここで驚くべくヴェルディはエイトを使ってボール回しを始めた小学生でエイトをこなしてるのははじめて見た。衝撃はここまでではなく続くセットプレーでも見せた、右コーナーキックから14番キャプテン高橋君がボールに寄っていき、おとりになって空いたスペースに裏にフェイクをかけていた森本君が走りこんでシュートで押し込んでヴェルディ開始30秒で先制。
サンフレッチェはあっけにとられ監督もあわてふためいて指示をくりだす。なおもヴェルディはすごい光景を目に入れてきた、キーパークリアランスの時PIVOの森本君は最前線にはり後ろ3人は両サイド2人と1人に分かれキーパーは安全な2人のほうへアンダースロー。この時うまいもんで2人の距離はある程度距離をタッチラインに平行に5m程とりフリーならばパスをだしマークがついていれば1人のいるサイドへ向かってエイトを始める、ここでのポイントは常にパスコースの選択肢を増やしているところだ。
普通なら2人と1人に分かれるとき2人はくっつく状態になりプレーの選択肢はPIVOに当てるかもう一方のサイドへエイトかドリブルだキーパーへは自陣なのでパスはできないのが普通だがヴェルディはうまいことして2人が離れることで2人の中でパスコースを作り選択肢を増やしてる。
実に日ごろからフットサルを研究し訓練してるかが明らかにみえた。
攻めの時にも必ず後ろに一人を残し常にバランスを保っていた。主にベッキの役割は4番の村杉君がつとめていた、両チームのPIVOは長身でキープ力もありみんなボールをいち早く集めていた、ヴェルディはどんな事態にも対処できるように訓練されていて壁の作り方でもわかったのだが常に3枚立たせ1人はゴール前のマークにつくことを徹底していた。
コーナーの守り方も絶対1人がゴールとコーナーの中間に立ちはだかりシュートコースを消しあとの2人はゾーンで飛び込んでくる相手を防いでいたこの年代でこれだけ戦術が徹底してるのはヴェルディが日本一だろう。
あと個々の個人のキープ力も桁違いに強く背丈もでかくキープしたら相手も届かなくなる、キープ力では村杉君は一段と長けていた。そうして今大会のベストゴールともいわしめたゴールが生まれる。エイトのパス回しからスピードアップし相手のマークをはずしたところ高橋君から森本君へ早いグランダーのインサイドパスそのまま高橋君へワンツーで返すと見せて森本君の超小学生級のポストプレーで右サイドを駆け上がった10番新福君へ足の裏から巧みに出し新福君が右足のインサイドでお手本のようなシュートで追加点自分はこれで勝負あったと完璧に思った。
それだけヴェルディのフットサルは完成されていた。なの後の閉会式の中で榮委員長がお手本のようなシュートシーンとして称えていた。ところでBコートの方というと追いつ追われつの接戦を繰り広げてるようで沖縄チームはみんなボウズでいかにも沖縄らしい元気いっぱいで監督さんもオーバーゼスチャーで選手に負けずに声を張り上げていた。
ガンバは全員攻撃全員守備と飛び抜けた選手はおらずバランスよく戦っているように見えた、沖縄はパスを正確にしっかりつないでいてそれは閉会式のときに滋賀のラーゴFCとともに称えられていたほどだ。
さてAコートに移るがヴェルディは必ず早めにPIVOに当ててからそこから二次的な攻撃を組み立てている。それができるのは森本君という絶対的なPIVOがいればこその戦術だ。
かならずそのリーチを生かしキープできるしまわりも使うこともでき自分でもシュートを狙える恐ろしい小学生だ。コーナーキックもパターンも一緒なのだがフェイクの動作をうまくつかっているのでそうしても相手はひっかかる。
サンフレッチェは平繁君のワンマンぶりが目立ち回りのサポートもなく孤立状態にそこでヴェルディがタイムアウトここでもチームの勢いが現れていた菅沢監督は的確に指示を与えてるのに対して藤井監督はあまり指示をだすそぶりはないまま試合開始だ。だがしかし、依然サンフレッチェは個人技に頼るのみで突破口を見出せない。
ヴェルディは巧みなヒールキックなど多用し個人技でも翻弄しヴェルディペース。サンフレッチェは相手のエイトでの横パスをねらいそこから逆襲でチャンスを狙うが得点には至らず。
ヴェルディはキャプテンの高橋君が追加点で3−0。たまらずサンフレッチェタイムアウト今度は必死に藤井監督檄を飛ばす。交代選手も無く開始サンフレッチェ6番酒井君が小柄ながら左足ボレーなど狙うが入らない。ヴェルディはトラップも足裏で止めフットサルの基本を忠実にこなしつけいるスキが無いまま前半終了。
ハーフタイムこのときの指示でもヴェルディは菅沢監督は選手より目線を低くし全員が監督に集
中して耳を傾けているのがうかがえサンフレッチェは依然そのままの状態で後半開始。
ドラマの幕開けはやはり平繁君から始まった。開始20秒右サイドから二人に囲まれながら立ち上がり浮き立つヴェルディに強烈に右足をふりきり1点返す。
ヴェルディは新福君に代え9番の征矢君を投入したが、これが裏目に。
ここからサンフレッチェペースに逆襲から酒井君が2対1の場面で冷静に味方の平繁君をオトリにまたぎフェイントをかけトゥーキックで右すみに決め1点差。
これでサンフレッチェは活気づきヴェルディベンチもまさかの追い上げにあわただしくなり平繁君が1対1の場面も多くなり、また強烈なシュートも放ち場内を沸かせたヴェルディもダイレクトボレーでトップ顔負けのパスつなぎで翻弄するが一度傾いた流れを呼び戻せない。
これも閉会式で榮委員長も指摘していたが完成されたものほど一度流れが崩れたら立て直せないとヴェルディは圧倒的な点差で勝ってきてるためこういうピンチでの対応に慣れていなかった。そしてついにサンフレッチェの11番瀧本君が決め同点に。
ここでヴェルディは征矢君と新福くんを入れ替え、流れを変えることにそして森本君が左足で狙うが阻まれる。ヴェルディもあせりからかミスも目立ってきてサンフレッチェの逆襲をくらう最悪パターン。エイトの噛み合わずあせって個人技に走り出す。
コーナーも決まりごとをやらず急いで合わないそんな悪い循環が続きそこへキャプテン高橋君が負傷退場で大黒柱不在。かわりに征矢君はいるが苦しさは否めずサポーターもトップさながらレッツゴーヴェルディーレッツゴと応援するが交代直後後半6分すぎ平繁君が右上すみに強烈シュートをおみまいし逆転。もう完全にサンフレッチェペース。平繁君酒井君コンビと瀧本君の左といい立て続けにヴェルディゴールを脅かす。
ヴェルディは村杉君のロングシュートなど攻め方を変えるが平繁君に追加点を取られタイムアウトで流れを変えようと試みるが新福君の個人技をサンフレッチェのキーパー松本君が神がかりに好守を連発!残り2分にヴェルディ森本君から新福君合わせ一点差に!!
そこでサンフレッチェタイムアウト。ヴェルディは慌ててるかに思えたが菅沢監督はじめ選手も冷静に監督の言うことに集中していたのが印象的であった。新福君が一人熱くなっているようでファールも目立つようになってきていらだちがみえる。
しかし、村杉君などは冷静でしっかりディフェンスも対処している。ベンチはついに菅沢監督は立ち上がりおたけびをあげる残り15秒新福君からもらったボールを森本くんが豪快に左足で右上に叩き込み土壇場の同点劇そのまま試合終了でPK戦に。横ではガンバが再逆転をし6−5の一点差で沖縄代表を振り切った。PK戦だが両キーパーとも小さく威圧感には欠けこれはひとつとめた方が勝ちかなと想像していたらサンフレッチェはヒィールドプレーヤー167cmエースの平繁君がキーパーとして登場してきた。
しっかりキーパー用の10番のユニフォームを用意していたところもう対策済みである。これでヴェルディは圧力がかかってくるヴェルディ先行で森本君が先陣を切ってきた。長めの助走からひだりポストに当り外す!
PKで助走を長めにとったらほとんど外すのでは!自分の予感が当り、ヴェルディ無念。
PKはサドンデス突入。サンフレッチェは一番手酒井君は得意のトゥーキックで決めリード。ヴェルディの二番手新福君はインサイドのゴロで決める。
追いすがるサンフレッチェはここでキーパーでもある平繁くんが難なく格の違いを見せ決めた。ヴェルディ三番手の冷静な村杉君はキーパー触るが強引にねじ込んだ。サンフレッチェは守りの要13番横竹君も決め四番手ヴェルディリザーブの選手6番の長髪の岩渕君球に触ってないので心配されたが、無事にゴール。
サンフレッチェ8番高橋君ヴェルディ征矢君が二人とも決めサンフレッチェ11番左利きの瀧本くんが決めればファイナル進出だったが、後ろではずした森本君がずっと両手をあわせ祈っているが祈りも届かずサンフレッチェが勝利!!
すばらしい試合で見てるほうも楽しめた。小学生にしてはレベルが高くJのチームもベスト4に3チーム残っていたこともありJ理連は着実に浸透していることを示したのとここから将来必ずトップにあがりJリーグ世界で活躍する選手がかならずでで来ると思います。
つづく・・・
学習院フットサルクラブ 代表 岡本教孝
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